Javaでは、数値などを比較を行うために「比較演算子」と呼ばれる記号を使用します。この記事では、比較演算子とその使い方について、具体例を交えながらわかりやすく解説します。
比較演算子一覧
比較演算子は6種類あり、記号と説明を一覧にしました。
演算子 | 説明 |
> | 大なり:左の値が右の値より大きいか |
>= | 大なりイコール:左の値が右の値以上か |
< | 小なり:左の値が右の値より小さいか |
<= | 小なりイコール:左の値が右の値以下か |
== | 等しい:2つの値が等しいか |
!= | 等しくない:2つの値が等しくないか |
1.>(大なり)
Java
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int a = 10;
int b = 5;
System.out.println(a > b); // 出力: true (aはbより大きい)
}
}
「a>b」のように記述し、左側の値が右側の値より大きい場合にtrueを返す比較演算子です。
2. >=(大なりイコール)
Java
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int a = 5;
int b = 5;
System.out.println(a >= b); // 出力: true (aはbと等しい)
}
}
「a>=b」のように記述し、左側の値が右側の値以上であればtrueを返します。
3.<(小なり)
Java
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int a = 3;
int b = 8;
System.out.println(a < b); // 出力: true (aはbより小さい)
}
}
「a<b」のように記述し、左側の値が右側の値より小さい場合にtrueを返す演算子です。
4.<=(小なりイコール)
Java
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int a = 4;
int b = 4;
System.out.println(a <= b); // 出力: true (aはbと等しい)
}
}
「a<=b」のように記述し、左側の値が右側の値以下の場合にtrueを返します。
5.==(等しい)
Java
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int a = 10;
int b = 10;
System.out.println(a == b); // 出力: true (aはbと等しい)
}
}
「a==b」のように記述し、2つの値が等しい場合にtrueを返します。値が一致するかをチェックする際に使います。
6.!=(等しくない)
Java
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int a = 10;
int b = 5;
System.out.println(a != b); // 出力: true (aはbと等しくない)
}
}
「a!=b」のように記述し、2つの値が等しくない場合にtrueを返す演算子です。
※注意
Javaでは、代入演算子「=」と比較演算子「==」が異なる役割を持っています。この2つを混同すると、意図しない動作をしてしまうので注意が必要です。
- 「=」は、変数に値を代入するために使用します。
- 「==」は、2つの値が等しいかどうかを比較するために使用します。
Java
int a = 5;
if (a == 5) { // 等価演算子: aが5に等しいかをチェック
System.out.println("aは5です");
}
if (a = 5) { // 代入演算子を間違って使うと、意図しない結果になる
System.out.println("これはエラーになります");
}
まとめ
Javaの比較演算子を使うことで、プログラム内で値同士の関係を確認し、条件分岐を行うことができます。これらの演算子をしっかり理解しておくと、効率的なプログラムを書くことができます。