配列は、同じデータ型の複数の値を1つの変数でまとめて扱うための仕組みです。例えば、3つの値を格納したい場合、通常は3つの個別の変数を作成する必要があります。しかし、配列を使用することで、これらの3つの値を1つの配列という変数にまとめて格納し、管理することができます。
以下のコードを例に紹介したいと思います。
結果は[0]で指定された「Apple」が出力されます。
配列の注意点
配列のインデックスは0から始まる
配列の要素は0から始まるインデックスでアクセスします。たとえば、配列の最初の要素はfruits[0]
でアクセスし、2番目の要素はfruits[1]
でアクセスします。インデックスが1から始まると思い込むと、エラーの原因になることがあります。
配列のサイズは変更できない
一度配列を作成すると、そのサイズを変更することはできません。たとえば、初期に3つの要素を持つ配列を作成した場合、後から4つ目の要素を追加することはできません。サイズを変更したい場合は、新しい配列を作成して既存の配列のデータをコピーする必要があります。
配列のインデックス範囲に注意する
配列のインデックスは0から配列の長さ-1までです。範囲外のインデックスにアクセスしようとすると、ArrayIndexOutOfBoundsException
というエラーが発生します。必ずインデックスが配列の範囲内にあるか確認してください。
配列の初期化
配列を宣言しただけでは、配列の要素はnull
(または数値型の場合は0)で初期化されているため、使用する前に必ず適切なデータで初期化する必要があります。初期化しないと予期しない結果になる可能性があります。
配列のサイズとデータ型
配列は同じデータ型の要素だけを格納できます。異なるデータ型を同じ配列に格納することはできません。データ型に注意して配列を作成することが大切です。